最近うちのミツキ君は
電話をすると
ダレ〜?マロチャン〜?
と、言います。
チャンやでチャン。
と言っても、何回も
マロチャン〜
マロチャン〜
と、人の話も聞かず
最後に一言
ワザトイッテルダケヤデ〜
と言って、
ブチッと電話を切ります。
完全になめられています。
離婚とはそういうもんです。
ところで最近
スーパー銭湯に行ってきました
相変わらず水分だらけの僕は
また1キロも体重が減りました
でも、出たあと
ビールを2杯のんだので
元に戻ってしまいました。
サウナに入った後、
いつものように水風呂に。
あまりの冷たさにぶるぶるっと
していると、どこからか
生暖かい視線を感じました。
前を見ると、向こうから
物凄いマッチョな男の人が
水風呂めがけて突進してきます。
とりあえず退避すると
マッチョは水風呂に
頭から飛び込みました。
怖かったのですが
どうなるか見たかったので
とりあえず近くの椅子に座って
観察する事にしました。
マッチョは、40度の風呂と
水風呂を交互に往復します。
時おり、僕のほうを
水風呂ってのは、こうやって
豪快に入るもんだぜ!ボウヤ。
みたいな感じでチラッと見ます。
僕はできるだけ
知らないふりをして
目線を合わさないようにしました
マッチョのローテーションは
どんどん激しさを増します。
さながら、大海原を泳ぐ
シロナガスクジラの様でした。
頭を水面に出すたびに
マッチョの口からは
プシュー!プシューー!
と息が漏れます。
僕も暇なので
一応10往復までは
数えたんですが
だんだん飽きてきたので
露天風呂のほうに行きました。
ポカポカと陽気な日差しの中
足湯に浸かりのんびりしていると
僕が見ていない事に気付いたのか
マッチョも露天風呂に
ゆったりとした動作で
雄雄しくも美しい筋肉を
誇示するかのごとく
入ってきました。
もちろん前をタオルで隠すなど
ほんの微塵も考えにありません
さながら、大草原を歩く
ブロントザウルスの様でした。
そして他にたくさん
涼む場所はあるはずなのに
僕の目の前でゴロンと
仰向けに寝転がり
またプシュー!と言いました
しばらく観察していると
寝てしまいました。
さながら、こびとの島に
たどり着いてしばられている
ガリバー船長の様でした。
今のうちだと思い
もう一度サウナに挑戦しました
10分で根をあげて
水風呂へ向かいました。
僕はマッチョのまねをして
頭までもぐりました
さすがにプシューは言いません
頭までつかって顔を上げると
正面には、いつのまにか
露天風呂から上がってきた
マッチョが立っていました。
一瞬、目が合ってすぐに
そらしたんですが、おそらく。
そうおそらくですが・・。
マッチョは
微笑んでいるように見えました
ボウヤ。その意気だぜ。
と言っているかの様でした
そして満足げに立ち去りました。
僕は体を洗いなおして
風呂からあがりました
脱衣所でチ○チ○を隠しながら
体を拭いていると今度は
鋭い視線を感じました。
そうです。マッチョでした。
ボウヤ!見損なったぜ
なぜそこを隠す?!
見たいな感じで
露天風呂に
入ってくる時とは違い、
大股開きで出て行きました。
僕は、
何も悪い事はしていないのですが
なぜかその場に立ち尽くしました
さながら、地獄の業火を吐く竜の
逆鱗にふれたヒヨコの様でした
去っていくマッチョの
その大きすぎる背中を見ながら
僕は心に誓いました。
みてろよ。必ず・・
必ず、大きくなって見返してやる
そんなリベンジに向け
燃え上がっている
僕のティンティンは。
さながら、天王寺動物園の
子象の鼻のようでした。
この物語はフィクションです
物語に登場するモノ及び大きさは
実在するモノとは何の関係も
ございません。